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利用の手引き

実験施設の利用

 RIセンター実験施設を利用するには、放射線業務従事者登録と教室ごとに使用申込書及び放射性同位元素使用計画書の提出が必要です。管理室からの教室への連絡は、原則として被ばく管理責任者を通して行います。

 放射線業務従事者(以下「業務従事者」という。)とは、放射性同位元素等の取扱い、管理又はこれに付随する業務に従事するため管理区域又は管理区域外使用場所に立ち入る者です。福岡大学RIセンター実験施設運営小委員会(以下「運営小委員会」という。)において業務従事者として認定を得なければなりません。業務従事者になるためには、下記項目を完了する必要があります。
 ①登録申請書の提出
 ②教育訓練講習会の受講
 ③健康診断の受診

 
①登録申請書の提出

 様式(A-1)「放射性同位元素等取扱者登録申請書」を、管理室へ提出してください。その際、指導責任者の承認が必要です。登録申請は原則として年度初めに実施し、年度ごとに更新します。継続登録者として更新しなかった場合、次回の登録は新規登録となります。

 
②教育訓練講習会の受講

 教育訓練は年度初めに実施します。特別の理由により欠席・中座する場合、様式(A-2-E)「教育訓練の補講及び登録願」を実施日の1週間前までに管理室に提出し、施設長の承認を得てください。
・実施時期
 ア 初めて管理区域に立ち入る前
 イ 管理区域に立ち入った後にあっては、前回の教育及び訓練を行った日の属する年度の翌年度の開始日から1年以内
・初めて管理区域に立入る前に行わなければならない項目と時間数
 ア 放射線の人体に与える影響  30分以上
 イ 放射性同位元素等の安全取扱い  1時間以上
 ウ 法及び予防規程  30分以上
 エ その他放射線障害防止に関し必要な事項
・1年毎に行う再教育訓練では、項目は同じで時間数の制限はありません。
・教育及び訓練の項目の内容及び時間数については、主任者が施設長及び安全管理責任者と協議の上作成し、運営小委員会で見直しを行う。

③健康診断の受診

 4月及び10月に実施する、放射線業務従事者のための健康診断を受診してください。
・実施時期と内容
 ア 業務従事者として登録する前又は初めて管理区域に立ち入る前に実施
   指定された日程の中から、あらかじめ申込をして受診
   検査項目:血液検査、皮膚及び眼の検査、問診
 イ 管理区域に立ち入った後6月を超えない期間ごとに実施(省略型健診)
    様式(A-16)「問診票」を提出(実効線量が5mSvを超えるおそれがないことを確認)
   産業医が問診票を確認
   他の診断項目が必要と判断される場合、該当する項目の健康診断を実施
   医師との対面式問診を希望する場合、理由書を提出

 業務従事者が教育及び研究を目的として実験施設を使用する場合、指導責任者は事前に様式(A-3)「使用申込書及び放射性同位元素使用計画書」を管理室へ提出し、施設長及び主任者の承認を得なければなりません。

RI購入の手続き

注文者は、様式(D-1)「アイソトープ注文書」に記入
J-RAMで注文締切日を確認し、注文締切日の前日17時50分までに管理室に提出
(主任者が核種、年間使用数量、貯蔵数量をチェックし、福大RI管理番号を付する)

主任者がJ-RAMにより注文

RIの入荷:管理室員がRI貯蔵室に保管し、注文者に入荷連絡

注文者はRIの確認、RI管理番号を添付する

管理区域内の注意

  • 被ばく線量測定のため、ガラスバッジを装着し、月ごとに予備番号表に記名してください。
  • RIスリッパ、RI作業衣及びその他必要な防護衣を着用してください。
  • 飲食、喫煙及び化粧等の内部被ばくのおそれのある行為は禁止です。
  • 汚染その他不測の事態が発生した場合、直ちに管理室へ(時間外は災害時の連絡通報体制に従い)連絡してください。
  • 機器を継続使用する場合、管理室への連絡と『使用中』の掲示が必要です。
  • 退室前には、必ず手洗いをし、汚染検査(手足・衣服・物品)をしてください。
  • 汚染検査でBGレベルを超えた物は、管理区域から持ち出せません。

RI使用時の注意

  • 学生は単独で実験できません。RI実験は複数人で行ってください。
  • 汚染及び汚染の拡大を防止するため、次に掲げる事項を遵守してください。
     ア 実験台及び近くの床面をポリエチレンろ紙等で表面被覆
     イ 手袋を着用
     ウ ろ紙を敷いたバットの中にRI及び器具を入れ、フード内で取扱う
     エ 実験前後、作業中に、手、作業衣、実験台及び床等を汚染検査
  • 被ばくを最小限にするために、作業時間の短縮、適切な遮蔽、作業距離の遠隔化を遵守してください。

放射性廃棄物の分類

 RI等の取扱いによって生じる廃棄物は、その形状により下記のように分類され、その収納限度が定められています。
 なお、RIで汚染されていない固体廃棄物については、中央廊下の非放射性廃棄物容器に廃棄してください。非放射性液体廃棄物は、持出し処分してください。いずれも必ず汚染のないことを確認してください。

【1】可燃物
【2】難燃物
【3】不燃物
【4】非圧縮性不燃物
【5】RI汚染動物
【6】無機液体
【7】有機液体
固体廃棄物 液体廃棄物
無機液体 有機液体
放射能 3H,14C,125I,131I ≦ 40MBq ≦ 2kBq ≦ 2kBq
その他の核種 ≦ 40MBq ≦ 20kBq
1㎝線量当量率 表面 ≦ 5μSv/h
水素イオン指数(pH) 2~12 4~10
重量(可燃物、難燃物、動物) ≦ 22kg
ただし,固体廃棄物,無機液体の放射能は上記10倍以下,1センチメートル線量当量率は100倍以下まで割増料金を適用。有機液体は制限値を超える場合、集荷対象外となる。

災害時の連絡通報体制

時間外使用

                   
  • 時間外使用を希望する場合、下記の時間までに様式(A-7-A)「時間外使用許可願」を管理室に提出し、施設長又は主任者の許可を得て、鍵を受け取ってください。
     1 . 該当日の午後3時(平日のみ)
     2 . 休祭日使用は、休祭日に最も近い前日の曜日
  • 時間外使用は、午後8時までです。
  • 許可された日時及び許可された者以外は実験施設に立ち入らせないでください。
  •                
  • 時間外使用後の点検は、様式(A-7-B)「時間外使用の確認事項」に従い、鍵は翌日(翌日が休業日の場合はその次の日)の正午までに返却してください。